GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

「T&T7th/!Turning Over」について

『ロール&ロール』に掲載されたT&T(トンネルズ&トロールズ)7版のシナリオ「ゴブリン岩の迷宮」を、11月からずっと続けていました。Role & roll vol.31―For unpluggedーgamers出版社/メーカー: 新紀元社発売日: 2007/04メディア: 単行本購入: 1人 ク…

またもや箇条書き

箇条書き。今回はリーダビリティが極めて低いので隠す。

箇条書き

Shadowrunの昔のシナリオ集 Harlequin をAmazon.comで買った。送料込みで2000円余り。Harlequin's Back は持っているので、これでハーレクインの第六世界上での動きはほぼつかめるか。Earthdawnでの展開はあまり知らないんですけど。 Princeの新作アルバムを…

ゲーム研究における道具論、作品論

今のところ考えているうち、もっとも抽象度の高い話を投げてみます。 全体として統一感があるわけではないので、節ごとに全然別の話をしている、というくらいの気持ちで読んでいただければと思います。 設計・運用・受容 自分がTRPGについて書く時、いつ…

CD&Dの成長システムの齟齬について

昨晩はクラシックD&DとRPGにおけるゲームスケールの関係について文章を書きながら考えていたのですが(後日アナウンス予定)、1983年以降にフランク・メンツァーがデザインしたいわゆる「赤箱」(クラシックD&D第四版)が、こういうメリット&デメ…

パーラ『無血戦争』年表ノート

昨日やってました。 記述はこないだのより比較的適当です。そのうち英語表記に切り替えたり、拡充したりするつもりです。 wargaming あるいはwar game と呼ばれるだろうものを中心に、hobby, professional区別せず同一軸上に置きました。日露の動きは比較的…

Rogue1975年起源説?

先日買った『ユリイカ』のRPG特集、褒めどころも突っ込みどころも両方ある中々刺激的な本になっています。 が、褒めどころはとりあえず四月上旬に回して、取り急ぎ気づいたところを。 宮昌太朗,2009「システムと戯れること、物語を読むこと――『ドラゴンクエ…

ユリイカRPG特集

出たらしい。買って帰ろう。ユリイカ2009年4月号 特集=RPGの冒険出版社/メーカー: 青土社発売日: 2009/03メディア: ムック購入: 9人 クリック: 38回この商品を含むブログ (22件) を見る 諸星特集も買いたいんだけど、まだ売ってるかしら。

『仙窟活龍大戦カオスシード』

id:hiyokoya6さんが「知る人ぞ知る傑作」と褒めていたので、しばらく気になっていたのだが、先日友人の協力によりようやく入手することに成功した。 SFCで1996年に出たが、今やっているのはリメイクされたセガサターン版(1998)。仙窟活龍大戦カオスシード(…

Pixivファンタジアシリーズ

イラストレータに的を絞って提示される、制限のゆるいPBeM的なものでしょうか。 イラストコミュニティサイトのPixivで、ファンタジー設定を提供して、それをもとに各々思い描いたキャラクターやオブジェクトを制作する遊びが、人気の企画として盛り上がって…

ロード・ブリティッシュの伝記として――『ダンジョンズ&ドリーマーズ』(デジタルゲーム史初期年表付)

更新履歴(最終更新090331_Tue) まとめ人の関心に従って アーケードゲーム関連(ピンボール含む) 主要なアナログゲーム(モノポリー、ディプロマシー、D&Dなど) 国産ゲームのうち、RPGとADVに関連するゲーム 日本のデジタルゲーム史に関連するもの ハッカ…

のば通らじおのゲスト出演放送が公開されました

早城菱人さんの『のば通らじお』で、2月末にゲスト出演した放送が公開されました。

関東圏内図書館横断検索リンク――パーラ『無血戦争』(The Art of Wargaming)を探してみる

id:Thornさんが復刊希望されていた『無血戦争』の話。 現在、洋書だけ所持しており、さて読むべえかどうするべえかというところで偶然邦訳を借りることができました。それで、邦訳書の方を先に少しずつ読んでいます。無血戦争作者: ピーター・P.パーラ,Peter…

取り急ぎコメント――国内TRPG論のほとんどは、“他分野の”学問にはなっていないし、目指す必要もない件

回転翼さんのエントリについて、語に致命的な問題があると思いましたので、取り急ぎコメントします。 結果として、日本において語られるロールプレイはロールプレイ社会学の研究論であり、ゲームシステムではなくなりました。ロールプレイ論の用途はゲームの…

2009年、TRPG批評のロードマップ・序論

TRPGというゲーム形式の論点を、2009年02月段階の理解にもとづき、整理したものです。 以前から書いていることの焼き直しの部分もありますが、これが最新版となります。

TRPGシステムデザインにおける「ゲームスケール」の考察――『Aの魔法陣』の場合

以下の文書は、TRPGシステム『Aの魔法陣』における「抽象度」(あるいは「ゲームスケール」と呼んでもよい)の取り扱いについて、筆者(高橋志臣)が自習用にまとめたものです。*1 Aの魔法陣の抽象度概念について適切な説明となっているかはわかりませんが、…

TRPG議論のルールブック/読む価値のあるロールプレイ論まとめ

井上(仮)さんの昨年の記事を見つけて、面白かったのでここで紹介。 スタイルシートが変わったのか、とても読みやすくなってますね。 井上(仮),2008,「TRPG系ブロガー入門 」(http://gamemaster.g.hatena.ne.jp/inouekari/20080916#1221524083,20…

TRPGの議論における〈自由〉概念を受けて――ゲームデザイン責任の三権

id:acceleratorさんが、RPG日本の鏡さんが使っている〈自由〉概念の曖昧さについて、法学者(法哲学者)である大屋雄裕さんや森村進さんの議論を引きながら整理してくれています。 accelerator,2009,「自由という概念のやっかいさ」(http://d.hatena.ne.j…

月末、『のば通らじお』に出演する(らしい)

TRPG SNS管理人の井上(仮)さんを通して、老舗TRPG系インターネットラジオ番組『のば通らじお』管理人の早城菱人さんから出演依頼を戴きました。 しかもお題は――「TRPG批評」だそうです。 はあ、TRPG――批評――。 ――他の方からそんな言葉を聞くことになろうと…

TRPGシナリオデザインにおけるレッグワーク論――Shadowrun 4th Editionを事例に

2008年末に石頭さんが整理した「シャドウランにおける情報収集〔レッグワーク〕のリストもつくっておきました。SRシリーズのファンの人、どうぞお役立て下さい。 石頭,2008a,「シャドウランレッグワーク1――シャドウランの流れ」(http://stonehead.cocolo…

仏教と自殺の話がのびておる――“リーチ仏教”、〈祈り〉の純粋さ、自殺衝動の特効薬

私がむかしid:thalionさんへの私信として書いたエントリが、最近どういうわけか、コツコツとブクマを稼いでます。 高橋志臣,2007,「仏教でどう自殺を食い止めるか」『G&G,Inc.Blog』(http://d.hatena.ne.jp/gginc/20070914/1189734581) 1年半前のエントリ…

Scoops RPG向けのアイディアメモ(罠四題ほか)

acceleratorさんのところで、表紙問題についてコメントしました。 そこで、補足記事でも書こうかと思ったのですが、書いているうちに綺麗にまとまりそうなアイディアが出てきたので、これは2009年03月のScoops RPGにとっておこうかな、と思います。2月号は筑…

アクセラレータさん向けの私信

正月まったく動いてませんでしたが、思い出したように。 ゲーム批評におけるモダンとポストモダンについて関心をもたれていたid:acceleratorさん向けに、文献を一つ紹介します。現代思想というわけではなく、もう少しゲーム自体にアプローチをした、とても史…

090128_Wed 東工大シンポジウムをポメる――〈切断〉と〈署名〉

筑波批評社の面々が都内まで来て聴講しに来るということを聴きつけ、補講終了後、だらだらと大岡山に向かいました。

ウォーゲームハンドブック第三版

玄兎さんより情報を頂きまして、そういえばダニガンの著作にまったく触れていないことに気づきました。 探して見ると、玄兎さんの持っている1982年版の邦訳はほぼ絶版(Amazonで最低7000円以上)。オークションで格安で取引されていたようですが、大体終わっ…

〈修正表〉についてのメモ

久々にTRPGの話。Aマホガンパレード編について考えつつ、話は拡散します。 『Aの魔法陣 ガンパレード編』は、『高機動幻想ガンパレードマーチ』のメインデザインを担当した芝村裕吏氏自身が、TRPGとして出した作品です。これを買うと、GPMの学兵としての学園…

デザイン、プレイ、モディフィケーション

私がゲーム論において関心があるのは、(私的で、まだ意味づけのはっきりしない区分であるが) design modification play のうち、modificationである。 traditional gamesの多くは、playのみが批評の対象となり、designについてはあまり論じられない。*1 と…

『ガンパレードオーケストラ 白の章』

発売してから何年経ってるんだろうってくらい放置していましたが、ようやくやりました(限定版を先輩から貰った)。 前評判がイマイチだったので「どんなもんだろう」と思っていたら、いやあ、面白い。 ガンパレの指揮官ってこんなに面白かったんだと。前作…

『RASETSU』

遠未来を舞台にした傭兵集団のミッションをこなしていくRTS。傭兵を雇って、シナリオ通りクリアしていくという形式は面白いんだけれど、最初始めた時からマップが広すぎる感がある。ゲーム内容に比して、もう少し小さくしてもいい。どうも私の貧弱なTVモニタ…

『影牢II』

1作目の『刻命館』、2作目の『影牢』と来て、これが第3作になるのかしら。 私は2作目だけを適当にやって未完のまま放っています。 最初の方だけしかやっていませんが、カメラアングルが少し面倒。マップに慣れたらかなり面白いのかもしれませんが、単なる倒…