GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

またもや箇条書き

 箇条書き。今回はリーダビリティが極めて低いので隠す。

  1. 月曜にブルデュー『再生産』*1の読書会あり。今回の範囲は第I部。しかし今日じゅうに読まないとたぶん間に合わない。時間あるかしら。
  2. 先週土曜日に、サークルSpringbankのセッションで『月夜埜綺譚RPG』のGMをやってきました。都市系マスタリングに熟練したサブマスターと『月夜埜綺譚』のグランドマスター、それからShadowrunの手練二人を相手に「読めるレベルで取りまとめたシナリオ」でやらせていただいたというセッション。〈システム選択〉〈シナリオ作成〉〈セッションハンドリング〉のうち、特に〈シナリオ作成〉とはなんぞや、というレベルで色々と考えるよい機会となりました。まだまだ一般配布できるまでには幾つか加筆・修正すべき点がありますが、『月夜埜綺譚』をプッシュするための良い文書としてもう少しブラッシュアップしてから公開してみたいと思います。リプレイまではどうするかわかりませんが、とりあえず身内向けに作ろうかなと。
  3. 最近のライバルGMは『Pixiv Fantasia III』のグランドマスターです、はい。T&Tオンセの4人がみんな死にものぐるいでギガンダルで激闘しています。T&Tでも死にそうなくらい楽しんでくれているのはいいけれど……ああそうか、こういうのをゲームデザイナーの嫉妬っていうのね。私もちゃんと頑張らないと。ゲームを提供するアマチュアとして。
  4. こないだも例によって例の如く師匠にボコボコにされましたが、ボコボコにされるやり方が前よりは面白くなってきたというか、多少は前進しています。とりあえず私は、「1970年代に生まれたハッカーカルチャー、カウンターカルチャー的なものって素晴らしいよね」という、私にいつのまにか埋め込まれている主張それ自体を疑った方が前進できそうだということを(一言もそういう風には言っていないのに)指摘されて、ものすごく納得してしまいました。確かに、そこがドグマだったよ。
  5. バイト先の近くにある洋食屋*2が、たまにブツ切れする70年代洋楽を掛けているからなんだろう、有線にしては不安定だし自己編集にしては脈絡がないな、と思ったら、経営者のおばさまがSecond Lifeからのサウンドを流していたからだということを教えられて、衝撃を受けたという事件があった。ほかにも色々興味深い話を聞かせてもらったが、つまるところSecond Lifeというのは、現実と隔離したまんが・アニメ的想像力が好きな人にはあんまり馴染まなくて、むしろ「現実(primary reality)の延長をあっち(secondary reality)に置くことによる、鏡あわせのフィードバックをこそ多重化されたリアリティ(dual reality)として楽しんでいるというか、多少ロウ・ファンタジー的なセンスが必要になるのかなと思いました。日本で大々的には流行らないのは、日本のギークにはそういう感覚が乏しいからじゃないからじゃないかな。そもそも「今の自分の現実をあっちに置く」という発想より「今の自分の現実にないものをあっちで作る」という方に想像力が向くと、その方向性でならMMORPGの方が良くできているわけで。つまるところ僕たちはSecond Life〈運用〉を盛大に誤解していたんじゃないか(そういうのもSecond Lifeがあまり面白い使われ方をしないで日本で失敗したと見なされている理由の一つになってるんじゃないか)と、そういうことを思ったのであった。
  6. PrinceはやっぱりMPLSoundかなー。LOTUSFLOW3Rもいいんだけど、ちょっとBGMになっちゃう。もっと落ち着いた時に聴き直そう。
  7. それにしても、こうやって箇条書きで置いておくとまるでTwitterみたいだな。
  8. こっちのさとみんのエントリを視るか視ないかという頃に、Twitterのアカウントを「英語をしゃべるため」に使い始めました。これまで私はwriting能力が皆無だと思い込んでいたのですが、それは単に文法ミスを怖がりすぎて食わず嫌いしていただけのもよう。使い始めてみて、ボキャブラリーだけは無駄に多いことを知りました。むしろ単語を適切な文法に載せるのが難しくて悩むくらい。これはいい。英語圏のTwittererをフォローしておけば画面も英語だらけになるし、英語オンリーの環境を擬似的に構築してテキトーに喋り続けるにはいい(文法間違いなんて先に宣言しておけば誰も気にしない、ということにしている。どうせ完璧な表現なんて自分の今のレベルでは不可能なんだし)。ちなみにゲームの話はこっちではしないつもり。Raph Koster やJesper JuulがTwitterにいるので、彼らはフォローしてみたけれど、それにしたってBlogで読んでくれる人と関心がかぶるかは微妙。興味が向いた方は@Muneyuki_en をフォローしてみてください。
  9. 「縁日は楽しいんだからお祭り実行委員会のことなんか知らなくて良いよ」という誤謬がさっき考えついた。まあ、実行委員会の満足感についても批判しうるけれど、実行委員会の培った技術はないと困るよな。この場合、楽しみの本質は縁日を訪れる客の方にあるが、場所を構築するための技法を支えているのは実行委員会。あとそこでがんばる屋台の人々。それと地域を支える人脈・経済。
  10. 13000円でパワーポイントを買った。高かった。キャッシュバックで2000円戻ってくるらしいが、それにしたって個人情報保護法を回避して個人情報を集めようとするMicrosoftの戦略にのっかるかたちになるわけで(しかしWindowsを買っている時点で個人情報など売り渡しているのと同じだから別にいいよもう)、色々と悔しい。Open Officeを使う手もあるが、なんか表現力がショボい印象が拭いきれなかったんだよなあ。しばらくパワポ練習してみます。*3
  11. 前半までの忙しさで『シムシティ3000』『ガンパレードオーケストラ』『塊魂』『ゼノギアス』『カオスシード』を積んでいる。まあこれは借りたりもらったりしたものから徐々にやっていく。
  12. 前半までの忙しさで『虐殺器官』『ハーモニー』『軍事学入門』『ノットワーキング』『状況に埋め込まれた学習』『現実の社会的構成』『非適応少女』『ハッカーズ』『いじめの社会理論』『ゲーデルエッシャー、バッハ』『心の社会』『社会構築主義への招待』『薔薇の名前』『ロング・グッドバイ』『アラビアの夜の種族』を積んでいる。
  13. 年度が替わってまったく時間がない、ということからは脱したので、そろそろギター練習の習慣を再開したいんだが、先に文章片付けなきゃ行けないことが残っている。スガシカオの『黄金の月』『愛について』『Affair』くらいは上手くなりたいんですが。
  14. FLStudioに習熟する時間が足りないために初音ミクが使えないというていたらく。やりたいこともそれなりにあるんですが、PC作業するには向いてないね、今の部屋。かといって引っ越す金なんてあるわけもなく。
  15. 帳簿つける習慣はまだ続いている。驚くべきことに。
  16. 6月までにラヴクラフト全集を全部読み切るという作業を思いついたが、できるかどうか。あとついでに仏教知識を復習しておきたい。
  17. 冷麦と素麺の違いをようやく理解した。高級素麺を食べたい。
  18. 金銭面での苦労は今月25日で一旦解消される。
  19. 5月はネット環境から途絶され、さらに活動範囲が一見狭まったように見えるかもしれませんが気にしないでください。どうせ大したことなどやっていません。
  20. 今年中にディプロマシー大会を開きたい(TRPGユーザーというより、広くボードゲーマー向けに)。手元にコンポーネントあるし。
  21. こないだの日曜、とある方と話をして、「魅力的な悪役」と「正義」の関係について再考させられる機会があった。自分は「ショボい悪役」と「魅力的な悪役」を区別できず、また「魅力的な悪役」と「合理的に動く正義の人間」の区別もまたついていなかったみたいだが、その辺は「悪の余剰」について考えを深めていなかったからなのだな、と思った。私は結局「魅力的な悪が、悪としてひっそり生活圏を確保する話」のほうが好きなわけだけれども、それはそれとしてヒロイックファンタジーにおける「魅力的な悪が、それでも一生懸命な正義によって阻まれてしまう話」というのは、ある種の悪の敗北として非常に魅力的であり、そこにコミットするということには確かに美学を感じる。少しずつ、7年ほど考え続けていた「自分はなぜヒロイック・ファンタジーでヒロイックな行動が取れないのか?」という問題が、もう少しで解決できそうな気がする。
  22. 定額給付金は既に申請を終えました。5月に振り込まれる予定。

 勢いがここで尽きた。