GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ハンドアウトとは何か─背景世界の補完,個別導入,動機づけのゲーム

ところで、acceleratorさんのまとめによると、ハンドアウトについて色々意見が戦わされていたようです。一部には創作系の方からの参入もあるようですね。*1非常に興味深い、貴重な意見でしたので、後日あらためてコメントさせていただこうかな、と思っていま…

RPGにおける〈プレイング〉の内実(1)

TRPGのプレイング・テクニックについて考えた文章です。 “うまいプレイ”とは何かを論じていきます。

白石直喜「演劇屋はTRPGの夢を見るか」(紹介だけ)

残念ながら休刊となってしまった季刊『R・P・G』に、演劇畑の方の論文があります。R・P・G vol.4―本格派アナログゲーム情報誌出版社/メーカー: 国際通信社発売日: 2007/10/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 13回この商品を含むブログ (10件) を見る こ…

『護法少女ソワカちゃん』

久々に初音ミクの話。 仏教用語をふんだんにちりばめたイカレたJ-POP『護法少女ソワカちゃん』の破壊力が凄すぎます。 昨日友達に「全部見なさい!」と言われて渋々見たんですが、そのセンスに思わず服従してしまい、その日のうちに全部見てしまいました。 …

TRPGの〈改版〉は〈消費期限〉とどう関係するか?─F.E.A.R.の企業戦略分析・完結編

「1989年に発売されたソードワールドRPGが、ようやく2008年になって2.0に改版される」 そんな話題が飛び交う昨今ですが、今はF.E.A.R.社について続けて言及しています。今回はその最終回です。 さて、F.E.A.R.の改版戦略は、それまでのTRPG業界の常識とは大…

主なRPGシステム・版上げ年表

研究の一環で必要になりましたので、2版以上発売された作品を、「海外編」と「国内編」にわけてみました。 といっても、Wikipedia(英語版含めて)とその他のファンサイトから拾い集めただけなので、若干間違いはあるかもしれません。もちろん後で答え合わせ…

F.E.A.R.の商業戦略について補足

id:xenothさんに指摘いただいた点について。 実際に「短い消費期限」を前提に作られたシステムについての例示、検証もないし、現在のFEARゲーと、過去のTRPGシーンで、本当に、寿命に差があったのかというのも分析されていない。 にも関わらず、上記…

ザッと読むには不向き

id:xenothさんが色々とまた指摘してくださったが、とりあえ「ザッと」ではなく、「しっかり」読んでいただければ幸甚である。 私のF.E.A.R.社の企業戦略評価は、先のエントリでとりあえず一区切りついたと考えている。それで伝わらないところがあったのであ…

TRPG理論クロステーブル&再度、馬場秀和氏について

id:mallionさんが「理論」と「実践」の関連について論じる際、私の活動に言及してくださったので、私が「理論」と「実践」をどのように考えているかについて、私の考えを表明しておく。またその流れで、TRPGにおける「理論」の重要性を一貫して主張し続けて…

TRPGにおいて「理論を論じる」とはどういうことか

コメント返信用に書かれたエントリです。 このまま宣言どおり年末まで平常文で押し通したかったんですが、しょうがない。ラフに行きましょう。 パンツを脱いででも伝えたいことがあるなら、表現方法に構っちゃいられないんすよ。 注釈も気合入れて書きました…

死んだシステムと、〈マスターリング〉の商品価値

〈ロールプレイング・ゲーム〉を「社会的営み」として考えた場合、それは数ある「娯楽」「趣味」の中の一つであると同時に、プロにとって「商売」である。 ゲームデザイナーが書籍媒体を通して「ゲーム」を出版し、ユーザーがそれを買う。そのようにして、私…