GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

関東圏内図書館横断検索リンク――パーラ『無血戦争』(The Art of Wargaming)を探してみる

id:Thornさんが復刊希望されていた『無血戦争』の話。 現在、洋書だけ所持しており、さて読むべえかどうするべえかというところで偶然邦訳を借りることができました。それで、邦訳書の方を先に少しずつ読んでいます。無血戦争作者: ピーター・P.パーラ,Peter…

取り急ぎコメント――国内TRPG論のほとんどは、“他分野の”学問にはなっていないし、目指す必要もない件

回転翼さんのエントリについて、語に致命的な問題があると思いましたので、取り急ぎコメントします。 結果として、日本において語られるロールプレイはロールプレイ社会学の研究論であり、ゲームシステムではなくなりました。ロールプレイ論の用途はゲームの…

2009年、TRPG批評のロードマップ・序論

TRPGというゲーム形式の論点を、2009年02月段階の理解にもとづき、整理したものです。 以前から書いていることの焼き直しの部分もありますが、これが最新版となります。

TRPGシステムデザインにおける「ゲームスケール」の考察――『Aの魔法陣』の場合

以下の文書は、TRPGシステム『Aの魔法陣』における「抽象度」(あるいは「ゲームスケール」と呼んでもよい)の取り扱いについて、筆者(高橋志臣)が自習用にまとめたものです。*1 Aの魔法陣の抽象度概念について適切な説明となっているかはわかりませんが、…

TRPG議論のルールブック/読む価値のあるロールプレイ論まとめ

井上(仮)さんの昨年の記事を見つけて、面白かったのでここで紹介。 スタイルシートが変わったのか、とても読みやすくなってますね。 井上(仮),2008,「TRPG系ブロガー入門 」(http://gamemaster.g.hatena.ne.jp/inouekari/20080916#1221524083,20…

TRPGの議論における〈自由〉概念を受けて――ゲームデザイン責任の三権

id:acceleratorさんが、RPG日本の鏡さんが使っている〈自由〉概念の曖昧さについて、法学者(法哲学者)である大屋雄裕さんや森村進さんの議論を引きながら整理してくれています。 accelerator,2009,「自由という概念のやっかいさ」(http://d.hatena.ne.j…

月末、『のば通らじお』に出演する(らしい)

TRPG SNS管理人の井上(仮)さんを通して、老舗TRPG系インターネットラジオ番組『のば通らじお』管理人の早城菱人さんから出演依頼を戴きました。 しかもお題は――「TRPG批評」だそうです。 はあ、TRPG――批評――。 ――他の方からそんな言葉を聞くことになろうと…

TRPGシナリオデザインにおけるレッグワーク論――Shadowrun 4th Editionを事例に

2008年末に石頭さんが整理した「シャドウランにおける情報収集〔レッグワーク〕のリストもつくっておきました。SRシリーズのファンの人、どうぞお役立て下さい。 石頭,2008a,「シャドウランレッグワーク1――シャドウランの流れ」(http://stonehead.cocolo…

仏教と自殺の話がのびておる――“リーチ仏教”、〈祈り〉の純粋さ、自殺衝動の特効薬

私がむかしid:thalionさんへの私信として書いたエントリが、最近どういうわけか、コツコツとブクマを稼いでます。 高橋志臣,2007,「仏教でどう自殺を食い止めるか」『G&G,Inc.Blog』(http://d.hatena.ne.jp/gginc/20070914/1189734581) 1年半前のエントリ…