GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

0-01-01から1年間の記事一覧

2008.09.10「OH! MY RADIO スガシカオ『FUNKAHOLiC』発売記念特番」実況ラジオスクリプト

上京してからできた私の趣味の一つに、「スガシカオのラジオトーク書き起こし」という極めてマイナーなものがあります。 スガシカオ以外はやりません。本当にスガシカオだけです。スガシカオがピンでやってるラジオだけ書き起こしたり、メモったりする。そう…

080722_赤い数珠、虹の軌道

電奇梵唄会奉納ソワカちゃん雑文祭 参加作品 (1)麗子の夏 どこまでもだらだらといい加減な傾斜で続いている坂道を登り詰めたところが、目指す“ちびっ子ハウス”である。 梅雨も明けようかという夏の日差しは、清々しいとは言いがたい。坂の途中に樹木など…

080723_愛羅舞一族釈義―或いは虹の予兆

電奇梵唄会奉納ソワカちゃん雑文祭 参加作品 (第三弾)※この物語はフィクションです。さらに原作『ソワカちゃん』以外にも存在する翻案元と調整する都合上、本編にそぐわない設定が追加されていますが、あくまで作者様の本編とは何の関係もありません。あら…

091008_「とある教師の虚空蔵論議」

(教師たちのミーティングルーム。円卓の周囲に4つのソファがあり,壁に近い一脚に魔術師黒瓜が脚を組んで座している。そこに大仏先生が入室してくる。黒瓜は座ったまま応じる。)魔術師黒瓜(以下「黒瓜」)「聖アウスラ学院の件,失敗したか」大仏先生(…

080220_ゆるふわ愛され社会学

こことかこことかを見て、ついカッとなってやった。 「社会学教養で、男を誘惑する10の方法を大特集」 1.儀礼的無関心を装って、好奇の視線をそのままゆっくりと表層的アプローチしちゃえ!*1 2.功利主義を口にくわえてさりげなく愚行権に落としちゃえ! …

080225_「Dove Psychedelico」

■■■ 「うぉーい、たいへんだよう」 「うっさいなあ。ヤマさんの“たいへんだよう”は別にオレに取っちゃなんでもないんだよ」 「違うってば。今回のは本当に大変なんだってば。ほら、ダンボールから出て」 「……ぁにがよ」 「ハトが暴れとるんじゃ」 「ハトォ」…

080217_「カピチュリヤのおまじない」

「オホン。ところで君は、〈カピチュリヤ〉をご存知ですかな」 「〈カピチュリヤ〉? なにそれ」 「ぬぬぬ、知らないと仰るか。それはそれは。では、この話は仕舞いといたしましょう」 「いやあ。おじさん、そりゃないでしょ。気になるじゃん〈カピチュリヤ…

071112_シャドウランのケータイ小説できたよー

村雨さんの「スイーツ(笑)」ルーンクエスト版があまりに面白かったのでついやってしまった。 しかし本当にマイナーなネタだな。 ──オレのストリートネームは「ピジョンブラッド」。プライムランナーとしてUCASでは名高くもあるSINless。SOTAで"on the edge…

070802_キース・ジャレット

午前中に家にいると、時おり近所からやたら巧いピアノの音が流れてきます。それがあまりにも素晴らしいものですから、おもわず菓子折りを持ってその立派なしつらえの一軒家に挨拶をしに行ったら、はにかみ顔のキース・ジャレットおじさんが笑って出迎えてく…

060708_『陰陽師は式神を使わない』─陰陽道馬神流解説

陰陽師は式神を使わない (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 藤原京,藤城陽出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/01/25メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (36件) を見る 「陰陽道馬神流」とは、作家・藤原京が『陰陽師は式神を使…

070601_「四字熟語ばかり喋る人工知能」

「おはよう、DICK」 「早朝勤務*1、ご苦労様ですご主人。さて、今日はどんな艱難辛苦*2が待っていることやら」 「こっちだって好きでこんな朝早くから起きているわけじゃないよ」 「太陽燦燦*3。外気陽光*4に浴するならば、きっと気分も晴々愉快*5でございま…