GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

100320_Sat:『愛のむきだし』における宮台神父の説教・その後

宮台真司さんご本人が、地下鉄サリン事件から15周年(1995年03月20日より)の今日この日に、自ブログのに書き起こしスクリプト「架空のカルト教団『0教会』における宮台真司の似非説教全文」を転載付で紹介してくれました。お役に立てたようで幸いです。 宮…

RWS管理人さんがTRPGライターデビュー&クトゥルフ神話コミカライズ

ところで、以前Co-Conでプレーヤーとしてお世話になった腕利きCoCキーパーのRWS管理人さんが、TRPGライターとしてデビューしたそうです。おめでとうございます。 デビュー作は『Role & Roll』vol.64の「ニャルラトテップのひみつ」だそうです。先日知ったば…

芝村裕吏氏によるCoCほか、BRPの運用論

ゲームデザイナーの芝村裕吏さんが、『クトゥルフ神話RPG2010』発売について触れつつ、アクロバティックな運用法について紹介していました。 togetterというまとめサービスを使ってまとめられています。まとめ人の方お疲れさまです。 ■芝村裕吏さんによる「…

RPToolsとSurfacescapes――「デジタルTRPGの未来」について、二つの覚書

高橋です。今回は、オンラインTRPGをサポートする二つのインターフェース事情について紹介します。 一つは、これまでも何度か紹介してきたRPツールズ(RPTools) のマクロ翻訳記事について。 もう一つは、Microsoftがカーネギー大学と共同開発しているサーフ…

『デッドマン・ウォーキング』を遊んだ

冒険企画局のゲーム、『デッドマン・ウォーキング』(DMW)を遊んだ。 これは『サタスペ』シリーズのサプリメントでありながら、同時に「独立したゲーム」としても遊べるコンポーネント。今回は単体ゲームとして遊ばせてもらった。使うサイコロは各人2d6。 D…

Wikipedia日本語に「批評」の項目を追加

Wikipedia:「批評」 2009年03月におもしろがって翻訳した、英語版の「批評・批判」の記事(critique)をもとに、無難なことだけシンプルに記述しました。 どうぞ詳しい方は訂正・拡充していってください。

マリオ型TRPGシステムデザインは可能か――「ゲームの成立」をめぐって

acceleratorさんのまとめリンクによると,何度か「RPG上達論」が話題に上ってるみたいです。 上達論それ自体ではなく,「上達すべき」というベキ論に対する疑問が中心となっているようです。 2009-09-1309/07-09/13 「もっとTRPGを巧くなれって論調が好きで…

玄兎さんの『死に急ぐ奴らのバラード』紹介

すっかり見逃しておりました。玄兎さん,改めての紹介ありがとうございます。 こういう蓄積がしっかりあるから,私も安心して自分の課題に取り組めるんだよなあ。オンラインのTRPGの議論がここ数年で随分豊かになったな,と感じます。玄兎さんのような日々考…

反応があまりに予想通りだったので補記

相変わらず反論ヒエラルキーが低いなあと思ったので寸評してあげよう。今回はDH2だね。精進してね。 業界批判としか読めてないのなら,相変わらず読めてない証拠。今回の文章は(というか,毎回そうなんだけど)「TRPGの受容者の側がシステムデザインの優れ…

死に急ぐ奴らのバラード/ガンメタルブレイズ

玄兎さんの最新エントリより。 ジ「『ガンメタル・ブレイズ』ってやつ、遊んできたんですよ」 玄兎 「ああ、ガンメタ。ファッキンチップ、じゃない、なんとかカード投げだけは面白いとか、色々とアレな評価ばっかり聞いてるけど。どうだった?」 なんてサラ…

GMについて一言

2009年最大の日本のグランドマスター(ガイギャックス的な定義で)は、商業・非商業すべてを踏まえた上で、『Pixiv Fantasia III』のarohaJさんなんじゃないかと思っている。 もちろん個人的な意見なので、反論はいくらでもあるだろうけど、TRPG,PBW,MMORP…

R=W記事について訂正/R=Wメカニズムの言語的位置づけについての補足記事

「著作権スタンスとR=Wの同人活動のスタンスは関与していない」という指摘を頂きましたので、ここに訂正記事を追加させていただきました。 ■高橋,2009.09.04,「Vampire.Sさんから聞いたRuneWars設計思想メモ」 http://d.hatena.ne.jp/gginc/20090904/12520…

ルーンウォーズ用語集,R=Wと『Aの魔法陣』に共通する「形式言語」「公理系」の発想

ここ数日、Vampire.Sさんの話を参考にRuneWarsWikiの過去ログを検索で追ってました。 RuneWarsのルールは、実質Wikiの検索機能がないと用語定義が追えません。それだとプレーヤーやる分にはちょっと不便だったので、定義集を一カ所に集めたらどうかと思い、…

RPTools翻訳関連まとめ

これまでのRPTools関連の記事をまとめます。 最後の方に翻訳プロジェクト参加者向けのリンクも纏めました。お手すきの方、ぜひお手伝い下さればと思います。 基礎情報 ■Role Playing Tools(公式サイト) http://rptools.net/doku.php ■はてなキーワード「RP…

Vampire.Sさんから聞いたRuneWars設計思想メモ

昨晩の夜23時ごろから3時間ほど、RuneWars*1のメカニズムデザイナーであるVampire.Sさんと、Skypeのボイスチャットでお話しました。 ■RuneWarsWiki(同人RPG『RuneWars』の基本的なテキストがアーカイヴされている) http://www.dunharrow.org/pukiwiki/rune…

RPTools翻訳作業について

以前から紹介している、総合オンラインTRPG環境ソフト『RPTools』について。 私が忙しかったもので最近何も目立ったことを言っていませんでしたが、ここ数日で動きがありました。幸いにも開発者の人と直接英語で連絡を取り合うチャンスを見つけることができ…

BattleTechRPG遊んできました&修論本腰宣言

日本語で翻訳されたのは『メックウォリアRPG』と呼ばれるものですが、それよりさらに時代を下った未訳の3版を遊んできました。ロボットでやるタクティカルコンバットの方ではなく(それも、システムを2つ併走させる形で出来るそうですが)、どちらかといえば…

友人蒼助による平成仮面ライダー講義(『仮面ライダー響鬼』批評メイン)

夏のコミックマーケット(C76)三日目で、『筑波批評2009夏 特集・ゲームの思考』を購入してくださった皆様、ありがとうございます。批評ブースという比較的マイナーな場所なのにもかかわらず100冊を超える売り上げだったそうで、良かったなあと思っています…

「コリント書第一の手紙」第13章01-13節、私家訳

映画『愛のむきだし』祭り開催中。面白いですよ。愛のむきだし [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2009/07/24メディア: DVD購入: 55人 クリック: 2,496回この商品を含むブログ (321件) を見る ハイライトシーンでヒロインが…

架空のカルト教団「0教会」における宮台真司の似非説教全文――映画『愛のむきだし』より

90年代カルトの情勢にコミットした社会学者・宮台真司が、大作映画『愛のむきだし』で7分間ノーカットの説教を演じていました。 ところが本編では、最終的な4時間版ではほとんどカット。6時間でも既に削られていたらしい。非常に残念です。 幸いおまけDVDに…

『黄昏の天使』第一部第一話シナリオを遊びました。

今年の前半は、オンライン/対面合わせてけっこう沢山のセッションをやっています。しかしそれ以外の時間、特に今年度の春から夏にかけては私事が本当に立て込んでいて、なかなかセッションレポートを書くことができませんでした*1。TRPG関連の記事としては…

物語的ゲームの設計と受容に関する覚書――〈ゲーム的選択原理〉について

ここ数日、玄兎さん、紙魚砂さん、acceletatorさんが、TRPGにおける「悲劇」の扱いについて、それぞれの立場から論じているようです。これまでの議論の経緯はacceleratorさんのエントリの後半を参照してください。 ここで私は、玄兎さんが「介入」という…

『筑波批評2009夏』(夏コミ・特集「ゲームの思考」)に寄稿しました

「今回の『筑波批評』はゲーム特集で行こうと思ってますので、高橋さん、寄稿してくれません?」 と言われまして、よっしゃやったると思って原稿出しました。 本当は『筑波批評2009春』(文学フリマ号)にD&D赤箱論を出すつもりだったのですが、筑波批評…

特撮作品と表現の完成度について

「スケールがぶっ壊れる」ことによる映像美というものが、どうもあるらしい。 『ヱヴァ破』を観るまで思いも至らなかったのは、私が映像表現の「肌理」にあまり関心がなかったのと、特撮映画に慣れ親しんだ時期が人生で3年くらいしかなかったせいだと思う。…

ロボットアニメについて

ロボットを「人間が纏う巨大な衣」として考えるか、「戦車兵が運用する戦車の一種」として捉えるかによって、だいぶ発想が違う(その2つを同じ「ロボット」と言っては混乱が起こる)、ということをこないだ考える機会があった。これはスパロボで言うところ…

『ブルーフォレスト物語』を遊ぶ

ツクダ版ではなく復刻版で。ブルーフォレスト物語 リバイバル・エディション作者: 伏見健二出版社/メーカー: グランペール発売日: 2008/08メディア: おもちゃ&ホビー購入: 2人 クリック: 45回この商品を含むブログ (6件) を見る 読んでみて2009年の今となっ…

鈴木銀一郎氏がIGDA日本で公演・ワークショップ

NPO組織「国際ゲーム開発者協会(IGDA)日本」は、ゲーム開発者の立場からゲーム研究へコミットしていく組織です。いろんなゲーム関連のカンファレンスに団体で参加したり、また自ら講演やワークショップなどの各種イベントをデジタルゲーム開発者向…

アナログゲームレンタル業

ドイツでボードゲームレンタル業の動きが始まり、それに合わせて日本でも地域振興型のボードゲームレンタル業が始まっているそうです。しかも純粋なビジネスだけでなく、NPO法人が動いているのも特徴。 Table Games in the World,2009,「広がるボードゲ…

第二回電奇梵唄会、終了

2009年06月14日(SUN)午前00時30分より、新宿ロフトプラスワンで行われた『護法少女ソワカちゃん』のイベント、『護法少女ソワカちゃん第二回電奇梵唄会――如是我聞 核的窮理はくちょう座X-1』に、トークスタッフの一人として参加してきました。 トークには…

岡和田晃『アゲインスト・ジェノサイド』(読了直後の感想)

id:Thorn さんこと、岡和田晃さん、待望の単行本です。ガンドッグゼロ リプレイ アゲインスト・ジェノサイド (Role&Roll Books) (Role & RollBooks)作者: 岡和田晃,アークライト,狩岡源出版社/メーカー: 新紀元社発売日: 2009/05/29メディア: 新書購入: 7人 …