GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

Pixivファンタジアシリーズ

 イラストレータに的を絞って提示される、制限のゆるいPBeM的なものでしょうか。
 イラストコミュニティサイトのPixivで、ファンタジー設定を提供して、それをもとに各々思い描いたキャラクターやオブジェクトを制作する遊びが、人気の企画として盛り上がっているようです。

PixivファンタジアIII
主要都市設定(要pixivID)

 デザインに遊びを持たせるように、あまり長大な設定文は用意されていないようですが、ファンタジー的なイラストを描くという需要は、SW全盛期ほどではないにせよまだあるんじゃないかと感じますね。
 こうした楽しみ方がPBeMの方に流れているのが現状だと思いますが、重厚なD&D系の設定資料集や、国産ファンタジーの想像力などからも何かアンサーができないかしら、と考えたりします。とはいっても、私の方は今のところno-ideaなんですけれども。
 ディティール含めて設定を面白く楽しんで貰うためには、やっぱり実際のキャンペーンセッティングを遊んで、その中で活きた設定を楽しんで貰うのが一番だと思います。
 なので、もしTRPGゲーマーからこうした動きに何か応答できるのだとすれば、「イラスト描きをTRPG的な楽しみの一つとしてフィーチャーした時のキャンペーン運営」について、もう少し技巧的に考えてみても面白いのではないかな、と思います。遊びたいのに実際はリプレイ読むか、PBeMに参加するしか選択肢がない(実際にはなかなか身近にGMを見つけられない)という全国津々浦々の絵描きさん、結構沢山いると思うんですよね。
 私自身は、地縁ないしソーシャルウェアの繋がりを利用しつつ、最終的にはRPToolsWikiの相互作用でキャンペーンを構築していくことが効果的だと思ってます。これも具体的には記述できてないんですけれども。
 RPToolsの安定化と翻訳とマニュアルの作成は、まだできてませんがそのうち作業できればいいなあ。