GOD AND GOLEM, Inc. (はてなダイアリー倉庫版)

2007-2012まで運用していた旧はてなダイアリーの倉庫です。新規記事の投稿は滅多に行いません。

2008-01-01から1年間の記事一覧

秋葉原事件についての対談─井上明人×complexequality

先日、対談書き起こしの手伝いをしました。経緯も含めて、紹介させていただきます。 先日、id:complexequality女史によるエントリ「秋葉原の事件について―ライフログと報道をめぐって」が公開されました。 そしてこの文章を受けて、先日、complexequalityさ…

多木浩二『べンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)作者: 多木浩二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/06/16メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 97回この商品を含むブログ (102件) を見る 解説付き。巻末に原文の翻訳あり。 ここでいう〈複製技…

村山由佳『BAD KIDS』

BAD KIDS バッド キッズ (集英社文庫)作者: 村山由佳,音部訓子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1997/06/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (57件) を見る id:i-Agの影響を受けて読む。 初めて読んだ村山の『天使の卵』はそんなに…

安野モヨコ『美人画報』

美人画報 (講談社文庫)作者: 安野モヨコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/11/16メディア: 文庫 クリック: 38回この商品を含むブログ (132件) を見る 安野モヨコ27歳当時(1999年あたり)のおしゃれ事情。 男が読んでも面白い。 「格好いい婆さんを目指す…

ウォーハンマーRPG新リプレイ「混沌狩り」(セッション用TIPS付)

久方ぶりのRPGの記事です。 院生活で忙しくてTRPGもTRPG“論”もオフライン限定でしたが、当然のことながら続けています。まあ私自身は、実はそれほどこのBlogを「TRPG専門Blog」として自己規定しているわけではないので、問題ないのですけれども。 さて、ホビ…

高橋源一郎2002『一億三千万人のための小説教室』

高橋源一郎2002『一億三千万人のための小説教室』を、先輩から手渡しで貰う。 先輩は特に小説書きというわけではないが(そして私もまたべつに小説書きでもなんでもないが)、何か感銘を受けたようで、只でくれた。 薦める時、先輩は「クジラの足」の話を切…

ジャック・ヨーヴィル『ドラッケンフェルズ』(新旧比較)

ドラッケンフェルズ―ウォーハンマー・ノベル (角川文庫)作者: ジャックヨーヴィル,Jack Yeovil,安田均,笠井道子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1992/08メディア: 文庫 クリック: 31回この商品を含むブログ (15件) を見る これは最近、ホビージャパンから…

中沢新一『はじまりのレーニン』

はじまりのレーニン (岩波現代文庫)作者: 中沢新一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/06/16メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (30件) を見る 共産主義者としてのレーニン像を、 唯物論の先行としてのデモクリトス思想 ヨハネ福音書お…

林達夫・久野収『思想のドラマトゥルギー』

思想のドラマトゥルギー (平凡社ライブラリー)作者: 林達夫,久野収出版社/メーカー: 平凡社発売日: 1993/06/21メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 68回この商品を含むブログ (24件) を見る 林達夫と久野収、博覧強記の知識人同士が、半世紀前に広がっていた…

武道と心身についての2つの仮説を確認する(だけの話)

今日は、合氣道における〈氣〉ということばが暗黙のうちに前提とする、ある2つの考え方についての小論を書いてみました。*1 *1:流派についてのバイアスがかかっているかもしれませんので、合気道全体の統一見解を示したわけではありません、と前置きしておき…

購入物、スガシカオ『NOBODY KNOWS』インタビュー、その他

購入したり、本棚から取り出したり。NOBODY KNOWS(初回生産限定盤)(DVD付)アーティスト: スガシカオ出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.(BMG)(M)発売日: 2008/05/14メディア: CD購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (34件) を見る

東西武術動画まとめリンク・第一陣

先日の剣術関係エントリにおいて、西洋中世史サークルAvalonで活動されているStephanさんから、ドイツ剣術に関する沢山の資料を提供していただきました。どうもありがとうございます。 せっかく頂いたので、コメント欄の皆さんから頂いたネット資料の一部を…

Flying Kidsについて(スガシカオのラジオより)

ファンク音楽の話です。 前に書き起こしたNHK-FM「Sound Museum」スガシカオの回より抜粋しました。前回までの話は上のFunkTubeタグをクリック。BEST OF THE FLYING KIDS これからの君と僕のうたアーティスト: FLYING KIDS,浜崎貴司出版社/メーカー: ビクタ…

『世界樹の迷宮II』

実はニンテンドーDSを先日ようやく手に入れまして、たまにやってます。世界樹の迷宮II 諸王の聖杯(特典無し)出版社/メーカー: アトラス発売日: 2008/02/21メディア: Video Game購入: 5人 クリック: 124回この商品を含むブログ (242件) を見る 以下、ゲームの…

ドイツ剣術の術理、日本剣道の術理

合氣道タグをつけながら、西洋剣術の話。ファンタジックな話に近づきますが、あくまでゲームの話ではなく古武術の文脈で語ります。要注意。 まずはこの動画を見てください。ニコニコではなくYouTubeです。■ロングソードによる剣戟(Fechten mit dem langen S…

ソワカちゃん現象を追う─NHK登場,伊藤剛,KihirohitoPインタビュー

ソワカちゃん関連のミニニュース3連発。まず1発目から。 護法少女ソワカちゃん、NHKデビュウおめでとーございます。

「魔力の風を追う者たち」第三回

ウォーハンマーのキャンペーンリプレイ第三回が収録された雑誌『Game Japan』2008年05月号が既に発売されています。GAME JAPAN (ゲームジャパン) 2008年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2008/03/29メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: …

合気道日誌(3)

今日もやっていました。今後、週2〜3ペースで稽古することになりそうです。多いですね。それでも現役の半分くらいですから、現役生は偉いと思います。 今日は捌きを中心に。対話が多くなりました。

さいきんの護法少女ソワカちゃん(&まとめ誘導)

いつも真面目ッ面で話している『ゴッド&ゴーレム商会』が突如として異空間になるエントリがやってきました。 こんにちは。『護法少女ソワカちゃん』の時間です。 ハイライトシーンとなる第10話が2月〜3月の間にアップされました。 これがなんと2部構成にな…

合氣道稽古再開

学生時代から合氣道*1をやっています。今年の4月で、満5年となります。 今年、初夏の社会人向け審査会に個人出場することになりました。 個人出場の場合、2名単位で審査登録をします。今回のお相手は現在大学修士に行っているわが部の元副将。お互い弐段。院…

「ビールつき反省会」なら自分もよくやります

『RPG日本』で活動中の鏡さんに関するコメントです。 まず、鏡さんに対する自分の意見は概ね伝えてしまったので、また暫く様子見とさせていただきます(したがって、今回のエントリでは、鏡さんに対してお答えいただきたい問題点等は特に何も書いていません…

「平均値と中央値が一致しなくても良い」とはどういうことか?

先日私は、Role&Roll42号を引き合いに出して、こんな不親切な記事を書きました。 今の市場のモデルとして考えられるのは、以下の3パターンかな。「1月あたり3億円の売り上げ」と仮定した場合の人数と平均支出額の組み合わせを書いて見ました。 1万人が一人あ…

OGC2008と「コミュニティ・ピラミッド」─CGM的視点から見たTRPG市場考

前説 この文章は、OGC2008イベント参加を基にした高橋自身の説であり、講演者自身の意見と直接の関連を持つものとは限りません。ご注意ください。後日、資料の補正を必要とする意見が多数含まれています。(2008年03月18日現在) 本文 先日金曜日(2008年03…

OGC2008

参加してきました。*1 非常に面白かったです。 本番の話はともあれ、プレビューの面白いところはこちらで。http://www.4gamer.net/games/015/G001538/20080301003/ ほかにもいろいろな講演がありました。 今日は少し疲れたのでこれで。 *1:幸運にも無料で。

教材としてのD20・SRS(反響について紹介)

また記事かくかもしれません。とりあえず紹介だけ。 今日はコメントしたり記事書いたり紹介したりでネット依存度激しいですね(笑)。 おとつい、思いつきで書いた記事に対し、丁寧なコメント・提案をいただきました。 宮本隆志2008.03.12「Free RPG for Beg…

「タカハ信者」だけはつくってはいけないと思った。/追伸:議論と悪事についての私の考察再発掘

昨年末ごろから、私のBlogに関して厳しい批判を下さっていたxenothさんから、こんな言葉を頂きました。 ちょっと紹介されっぱなしなのもなんなので(笑)、転載させていただきます。

「子どもたちがガンガン犯行予告をする時、オトナたちは既に負けている」(序・てきとう)

二日前のインタビューでワッツはいった。これがワシントンの問題だ:“説明しているなら、すでに負けている”。 説明しているなら、既に負けている。 バンパーステッカー文化だ。もし理解するのに三秒以上かかるようなら、すでに圏外。理解するのに三秒、でな…

教材としてのD20・SRS

D20 Systemを久しぶりに見ていて、深夜にふと思いついた。 1週間前くらいから言っている、〈ファシリテーション〉の一例。 「個人利用」の範囲でフリーでまわして配布できるD&D簡易版みたいなシステムを作って、D&D3.5版3冊(2万円相当)を買う金がない子供…

3者の誰も欠けることがない〈ゲームコンセプト〉尊重の精神─鏡さんへの返答として

鏡さんに対する考察をさせていただいたところ、昨日トラックバックの返信をいただいたのですが、今回ばかりはちょっと驚いてしまいました。 ■鏡2008.03.10「自由は古く、管理が新しい」http://www.rpgjapan.com/kagami/2008/03/post_128.html 鏡さんがそこま…

「自由な遊び方」の理念と鏡氏個人の〈運用〉は区別した方がわかりやすい

表題の通りです。 久しぶりに「RPG日本」の鏡さんの議論にコメントします。 なぜなら、彼の唱える「自由」がどういう意味範囲を指しているのかが、実践レベルまで公開されたために、ようやく考察できるようになったからです。 ■鏡2007-8『卓上RPGを「自由」…