『デッドマン・ウォーキング』を遊んだ
冒険企画局のゲーム、『デッドマン・ウォーキング』(DMW)を遊んだ。
これは『サタスペ』シリーズのサプリメントでありながら、同時に「独立したゲーム」としても遊べるコンポーネント。今回は単体ゲームとして遊ばせてもらった。使うサイコロは各人2d6。
DD(=DMWにおける〈ゲームマスター〉のこと)のシステム導入と進行管理、もろもろのシステム改造の技巧(つまり〈運用〉)が加わったことも相俟って、とても、面白かった。DMWは使い手によって、色んな挑戦ができるゲームなのではないかと感じた。
サタスペ エキスパンション デッドマン・ウォーキング (Role&Roll RPGシリーズ)
- 作者: 河嶋陶一朗,冒険企画局
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 大型本
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遊びながら考えたこととしては、
- 判定系や管理資源の設計、ルールブックについて(〈システムデザイン〉評価)
- 考えうる改造と運用の指針(〈マスターリング〉評価)
- 今回のDDが開発してくれた、「屍人歩き」における「移動」概念のハウスルールについて
- 今回のDDが開発してくれた、屍人歩きを一階構造から高階にする方法について
- DMWをパラノイア的に楽しむ時の「+500年刑期」「3回制限」「地縛霊」など、セッション中に思いついたハウスルールについて
- 一プレーヤーとして遊んでみた感想について(〈プレイング〉評価)
というのがあるのだが、たぶん実際に文章にして評判がよさそうなのは2,1,3の順(ただしセッションレポートは特別)かな、と思っている。
いきなり全部書けるかどうかはわからない(し、多分全部は書かない)と思うけど、2についてはなんとか時間をつくって、あっさりと書きたいと思う。セッションレポートは、身内向け以外には時間次第かなと思っている。どうせなら『クトゥルフと帝国』を遊んだとときのようにしっかりとやりたい。
(それにしても、CoConのあのゲームは面白かった。時間がなくあれから一度も行っていないが、RWS管理人さんの丁寧なマスタリングはまたぜひ遊んでみたい)
ともあれ、2010年の日本のTRPGデザインの達成にものすごく希望が持てる、そんなシステムだと思う。
遊んでみた結果をフィードバックして、自分も運用できるレベルにまでバラしてみるつもり。
遊ばせてくれたDDと、一緒に遊んでくれたプレーヤーの皆さんに感謝。
そういえば
遊んだ帰り、昨年夏にMechWarriorの最新版を遊ばせてくれた先輩に『ヴェルトロ・オーバードライブ』という同人TRPGがあることを紹介した。
『ヴェルトロオーバードライブ』
http://home.att.ne.jp/blue/mizukeso/VODmenu.htm
一度友人宅で読ませてもらっただけなのだが、同人なのに300ページを超える重厚なルールブックが今でも印象に残っている。いつかFASAのゲームやその他のロボットゲームと比較しつつ受容してみたい。