RPG関連の記事に言及していただく際のお願い
一度こういうものを書いて置いた方がいいかなと思ったので、書いておきます。
僕のBlogエントリに対しては、さまざまな方から、さまざまなコメント・批判・提案を戴きます。
もちろん、論説に対して批判が来ることはとてもありがたいものであり、それによって自分独りで考えるだけでは思い至らなかったさまざまな点を、代わりに発見して頂けることもしばしばです。
ただ、僕はここで文章をひたすら直しているわけでもありません。僕から提示できるものには、どうしたって限りがあります。そもそも僕には、「RPGの論説って、たった一人に意見を集約して取りまとめられるような、独善的なものではありえないでしょう?」という感覚が根強くあります。
なので、「高橋さん、これが足りてないよ……」と言われると、「えっ、そういうのはたまたま今回僕が採り上げなかった(あるいは書く能力がなかった)だけで、みんなでガンガン採り上げて行けばいいじゃない。協力しますし、書いてくれたら記事の紹介もしますよ」としかいいようがなかったりするのです。
僕は、そういう共同作業を興す際の、共有可能なアイディアを(批判されること、未だ不足分があることも考慮に入れて)提出しているに過ぎません。
もちろん、必要な修正は順次加えていくつもりですが、一度出したエントリから時期がズレて訂正せざるを得ないこともしばしばです。僕一人が意見改訂に努めるだけでは、会話型RPGを論じる言葉が豊かになるとはとても思えません。
僕のBlogは、あくまで僕の現時点での思考を切り出す場であって、「会話型RPGの解説書をつくるための、みんなの企画会議wiki」とかでは今のところありません(そういうのがもし完成したら嬉しいですが、その仕事は僕だけの仕事ではありえません)。新しい記事についての意見を貰っても、「それは自分が今書けるエントリではないなあ(時間ないし、能力足りないし)」と言うことが多い。また、「主張として納得したけど、僕から応答できることはあまりない」ということもありますので、その点はご諒承ください。
ともあれ、「高橋の論説にはこうした点が足りない」と感じる時は、もちろんあると思います。そしてそういう点は、僕に「足りないから、書いてね」というより、各々ご自分でもう書いてしまって「どうだ! こういう言い方をした方がずっとスマートやで!」って言ってくれた方が、僕の出番がどんどん減って、とても助かります(笑)。
そういう動きが出てようやく、お互いにとって強度のある言説というものが作れるようになるのではないでしょうか。
こんなところで。